アルミにネジ切る秋の夜


凄い勢いでネジが傾いてるのは気にしなくてイイです。
何の治具も使わず、そもそも肝心要のテーブルの角度も、お茶の間中華ボール盤の目盛り任せだったりとか。
まぁ...これで真っ直ぐネジが立てれりゃ苦労しませんね。
世の中そこまで甘くは有りません。


アルミですよ。
アルミです。


アルミと言っても色々有りまして
ホームセンターでも売ってる純アルミとか
銅を混ぜたA20xxとか
マグネシウムを混ぜたA50xxとか
色々混ざったA70xxとか
でも実はさらに膨大に種類は有ったりして。
解り難いです。


鋳造用のアルミにうむも解り難いですよね。
シリンダやヘッドにはAC4とか色々と
クランクケースにはAC2とか色々と
ピストンにはAC8とか色々と

AC=アルミニウム(aluminum)+鋳造(cast,casting)
添加物ごとにAC1〜AC9まで分かれてたりとか
その中でも、物によってはA〜Dなんかに分かれてる物も有ったりとか。
さらにはAC1〜AC9には収まり切らない物も有ったりとか。

ダイカスト材も含めると、一体この世にはどれだけの種類のアルミニウムが有るんだと
思い悩む事もしばしばです。
幾ら夜が長くてもちっとも足りやしません。

詳細を知りたい方は
http://metal.matdb.jp/JAA-DB/



前の職場にはその筋のマイスターなお父さんが居まして。
何故かポケットに何時も入れてるバイト(金属を削る刃物)で、正体不明のアルミの棒やら板やらのコバをキキっと削ると
それが何なのかってのを一発で見分けれたりする便利な人で有りまして。
素晴らしくも有り、ちょっぴり胡散臭くも有ったお父さんでございました。


丸棒はともかく、当時使ってた板材は大抵はA5056なんすけどね。
解らんかったら5000系扱いしておけばほぼ間違いは無いんですが。
否...ダメなんですが。
全然ダメダメなんですが。

厄介なのが、時折現れてた溶接しなきゃ成らない部材。
扱ってた溶接可能素材は殆どが5052と7N01のどちらか。
5052と思って7N01を使うのは、コストの面を除いてそれ程に大騒ぎする大問題では無いんですが
本来なら大騒ぎする話なんですが....まぁそれはそれとして。

これが逆なら非常に困った事態に成りまして。
さらに、ほんの時々出て来てた大物ゲストキャラな7075なんかを間違って使った日にゃ
そりゃもう会社がひっくり返るかの大騒ぎなお話でして。
この場合は本気で大騒ぎです。

お願いだから、切れっ端まで含めて完璧に分別して下さいよと
そこらに放り投げておかないで...と
心よりそう思ってたのは今や昔。
今や書類しか扱わないのでその筋とはサッパリご無沙汰です。



旋盤を使えば何となく解ります。
5056と2017の違いはかなりの確率で。
2017と2024はかなりの確率であやふやですが。
幾らグレイトな私の妖怪レーダーでも、アルミの種類までは嗅ぎ分けてくれませんから。

で、旋盤でブン回すのは邪魔臭いor出来ない素材はタップ切りで。
上記の適当タップ切りはそれ故の話で有りまして。

分けなきゃ成らないのは3種類。
5052、2017、7075の3種しか持って無い
..って言うか、切り売りで買えないだけなんですが。
大体解ります。
5052はすぐ解りますね。
ボール盤で穴明けただけで解ります。
2017と7075の違いは....
まぁ......何となく。
甚だしく何となく。


ちゃんと分別してマーキングしておきなさいよ
と、自分に言い聞かせる秋の夜長でございます。
==================================================
お帰り前にアチコチを適当にクリックして行って頂けたら有り難く思います。→banner_01.gif





 

旧ログ | 【2006-11-18(Sat) 00:03:54】 Trackback:(0) | Comments:(3)
カテゴリ
リンク
RSS表示パーツ

 

 

 

TOOL SHOP